最中の居眠り
行為の最中に起こるハプニングについてお話をしていきます。
行為の最中、相手に愛撫をしてあげている時や、自分が上に乗っている時。
男性の反応が薄くなって「あれ?」と思って見てみると・・・。
寝てるよ!この人!!
という経験をされた事がある方は、少なくないと思います。
最中に寝られてしまうと、ほとんどの女性は動揺するもので。
- 「もしかして、私が下手だから?」とか。
- 「私の事なんて、もうどうでもいいのかも・・・」とか。
そんな気持ちがこじれて。
- 「寝るとかあり得ないでしょ!普通!」
と怒りが湧いてきて、相手を叩き起こして責め立てたり。 - 「こんな事されるのは、私に価値がないからよね」
と激しく凹んで涙が止まらなくなったり。
その上「ゴメン、今寝てたかも」って素直に謝れない男性もいたりして。
- 女性「今、寝てたでしょ!」
- 男性「え!?寝てないよ!」(うわ!今オレ落ちてた!?ヤバ!)
- 女性「うそ!イビキかいてたもん!」
- 男性「そんな事ないよ!寝てないんだから!」(うわ~怒ってるよ・・・)
- 女性「なんでそんな嘘つくのよ!」
- 男性「嘘なんかついてないよ!」(今さら寝てたって言えないよ)
というような、なんとも不毛な会話が続く事もあったりします。
でも、相手が居眠りした時、寝てた事を相手に認めさせるのは、それほど重要じゃありません。
女性から見て「寝ている」なら、ほぼ間違いなく「寝ている」んですから。
それに、認めさせて謝らせても、女性の気持ちが晴れる事は少ないです。
最中に寝てしまう男性の本音は?
じゃあ実際、男性が寝てしまう理由は「愛情不足」とか「下手」とかそういう事なのかというと。
一番の理由は、やっぱり「睡眠不足」です。
会う時間を作る為に無理してたり、仕事がとにかく忙しかったり、心配事があって普段熟睡できていなかったり。
しかも、心地よい刺激に心も体もとろとろにリラックスしてしまうからついウトウトという事になってしまう。
「あぁ~気持ちいいな~」「あ~心地いいな~」「あ~満たされるな~」って気持ちになって、つい寝てしまう。
だから、男性に居眠りされたからといって、怒ったり凹んだりする必要はありません。
どちらかというと、男性の生活リズムを心配してあげたり。
それだけ心を許してくれてるんだなと思ってもいい出来事です。
が「どうして行為の最中に、ゆるゆるリラックスなんてできるの!?」って感じてしまう方もいるはずです。
私はどんなに眠くても寝ないのに!リラックスしてるって事は私では興奮してないって事でしょ!?と。
きっとこの部分が、女性が「怒ったり」「凹んだり」するポイントになっているんだと思います。
「良いセックス」「素晴らしいセックス」というものは、興奮するからこそ成り立つものだと思っているんです。
セックスって正解はひとつではありません。
確かに、心も体も興奮して激しく盛り上がるセックスもあります。
反対に、心と体を温かく包み込むような穏やかなセックスもあるんです。
リラックスしている事に納得がいかないのは、興奮して激しく盛り上がるだけが良いセックスだと決め付けているから。
だから「興奮」しないセックスには価値がないと思ってしまう。
セックスにはいろんなメニューがあって、いろんな空気があって、いろんな温度があって。
興奮する事だけが正解じゃありません。
穏やかに心を通わせる事も、相手を温かく包み込む事も、自分を柔らかく受け入れてもらう事も。
いろんな事を許しあって、譲り合って、一緒に満たされる。
そんなセックスだって、間違いじゃないと思います。
時には激しく、時には穏やかに。
視点を変えると、もっといろいろな愛し方ができるはずです↓
