レス・男性の言い分
セックスレスの男性の言い分についてお話していきます。
リピートして下さるお客様との会話では、お仕事やご家庭の愚痴が多いのですが。
特にご家庭の愚痴をこぼす人は、奥様とはレスである事を強調します。
こちらとしては奥様とレスであってもなくても、特別何かが変わる事はないのに、どうしてそんな言葉が出るのか?
しかも奥様が「させてくれない」という不満ではなく「自分が拒んでいる」という話ばかり。
お店の女の子に対するリップサービスのつもりなのかもしれません。
男性特有の無意味な見栄なのかもしれません。
奥様がいるのにお店に通う自分を正当化しているのかもしれません。
でもじっくりと話を聞いてみると、奥様に対する気持ちに共通する部分が多いので。
リップサービスや見栄だと切り捨ててしまうのは、少し違うのかもしれないと感じるようになりました。
ご夫婦のあり方はみんなそれぞれ違うはずなのに、男性は口を揃えて「わかりあえない」と言うのです。
男性側の話には聞く耳を持たず、奥様側の考えを押し付けられる。
話し合いをもちかけるわりに、一方的な不満をぶつけられる。
そして、ほとんどの会話において奥様は断定的な言い方をする。
- 「レスなのは、あなたが私を女として見てないからよね?」
- 「しないのは、私を大切に思ってない証拠なのよね?」
- 「どうせ私の事なんて、どうでもいいんでしょ?」
ここで「そんな事ないよ」と答えても「じゃあ、どうしてしないの?」と切り返されて、ほとんどの男性は言葉に詰まる。
男性自身、どうしてレスになっているのかの原因を自覚できていない事も多いですし。
自覚できていても状況的に対処できなかったり、言葉に出して認める事ができない場合も多いです。
だから、男性の口は重くなり次の言葉が続かず「どうせわかりあえない」と関わりを拒む。
話し合いを持ちかけられて、話し合いにならず。
自分でもはっきりと自覚できていない感情を、奥様側の言葉で断定され。
「それは違う」と反論しても、聞き入れられない。
こんな話を聞いていると、奥様側にも多少問題があるようにも聞こえてしまいます。
でも、奥様側のこの手の質問は「強い否定」を求めているんですよね。
「そんな事ないよ」なんて他人事みたいな返事じゃなくて、もっと強く具体的に情熱的に完全否定して欲しい・・・。
そうしてくれたら、今感じている不安が少しマシになるはずだと感じているんです。
この気持ち、すごくよくわかります。
心が弱りすぎて、相手の事まで考える余裕がないんです。
女性として求められない辛さを、わかって欲しいんです。
さみしくて不安だって事に、気付いて欲しいんです。
そんな状態の女性に必要なのは、まず今の状態を客観的に見る事。
自分たちの事を考える時に、自分の感情だけに縛られない。
自分の事だけど、少しだけ距離を置いてみる。
- どこですれ違ってしまったのか?自分はどんなミスをしたのか?
- 同じような悩みを抱えている人は、どんな風に行動していたのか?
- そして、その行動はどんな結果に繋がったのか?
- どうしたらお互いが変わっていけるのか?
それらを知る事で、ただ辛くてもがいていた時より見えるものが増えるはずです。
心が弱りすぎて、男性に「強い否定」を求めたくなる前に↓
